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「いやー案外歩くと時間がかかるな。今度から魔法使ってくるか」
そうぼやくカイルの目の前にある建物には[ノワール王国軍第一宿舎訓練場]と書かれていた。
そうここは精強で知られるノワール王国軍の宿舎兼訓練場なのである。
では何故こんな所にカイルのがいるのだろうか。皆さんの中には何となく気づいている人もいるだろう。
なんとカイルは・・・
「三番隊所属 カイル・ラミアス小尉だ!訓練場の使用を頂きたい。」
若干十六歳で軍の将校をしているのだ。
ほらっ そこ何か微妙とか言わない!そんなどっかの小説とは違って最初から最高の地位に居るなんてそんなことはあり得ない!
まぁ過去にはそんな人物がいたらしいが、そんな人間は三百年に一回出れば良い方で、何百年もそのような人物が出てこない時だってある。
とにかくカイルがこの年でこの地位に居るのは大変凄いことであり実際カイルは周囲から[五十年に一人の天才]なんて呼ばれていたりする。
とりあえずカイルは軍証を出し受付に提出する。
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