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「―え?ああ。そうか…」
あまりにも二人が順調に事が進んでしまったことに驚いてしまい、言葉が出てこなかった。
正直、幸子はこの話を断るだろうと考えていたのだ。
幸子の親友理恵から、新しい男を紹介したらどうかという話があった。
ちょうど軽い男キャラにも飽きてきたのですぐに幸子に合う男性を探し始めた。
幸子は滅多に男に心を開かない。
以前作家になりたかったと言ってたことがあったことを思いだし、仕事柄顔は広いため理想の男性をすぐに見つけることが出来た。
藤原 義夫(フジワラヨシオ)27才。
脱サラして作家になった男だ。
仕事と趣味で小説を書いていたが、出版者に認められ、作家に転身した。
顔もまあまあ良く、性格も良く、今まで浮気もしたことがないそうだ。
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