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「編集長、次の企画です」
「分かった。―あ、山本。会議11時からになったから」
「はい、分かりました」
それなら11時までに急いで企画書を作らなければ。
―山本幸子(25)は小さなスポーツ誌の編集部で働いている。
入社して3年まではほとんど雑用係しかさせてはもらえなかった。
けれど、ある事件?がきっかけで幸子の文才を認めてもらえるようになり、徐々に仕事も増えていった。
仕事が軌道にのり、順風満帆な人生になる…はずだった。
以前の自分なら。
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