プロローグ

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出発が今日だと聞いて反論したコウだったが、もう決まったこと、の一点張りで結局出発は今日になった 一通りの荷物を支度すると愛用の武器、マグニチュードを丁寧にケースにしまった このハンマーは父の形見で父の唯一の遺品である 父はオレがハンターを目指し始めた頃に死んだ 「あの日は天気が悪かったっけな」 ゴンゴン 昔のことを思い出していると誰かがドアを叩く音がした 「運び屋だ 荷物を預かりにきたぜ」 外からの声に気付きハッと我に返った コウはまとめた荷物を持って外に出た 外にはアプノトスがいて荷車を引いていた 運び屋は外に出した荷物をなれた手つきで荷車に積んでいく そして全ての荷物を積み終わった荷車の隅に座るようにコウに指示をした コウが座ると運び屋はアプノトスを引いて進み始めた ポッケ村を目指して
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