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「こんなことなかったのに…。あれから死ぬほど後悔して…やっと閉じ込めたのに…。それでよかったのに…!なんで…」
気付いた時には、慶太は自分の部屋にいた。
衝撃のあと…。今に至るまでの記憶はすっぽり抜けている。
ちゃんと部活はこなしたのだろうか。
家までどう帰ってきたのか。
そんなことを掘り起こそうとする余裕は今の慶太になかった。
「また閉じ込めなきゃ…。もっと深く…。」
あの時慶太の思考を呼び覚ましたものが、今は慶太を押し潰すかのようにのしかかってきていた。
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