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「な、なんで石松が!」
慌てて目を逸らし口を手で塞ぐ。
(やべぇ!口に出ちまった!)
目を逸らすまでは良かったが、口を塞いだらバレバレである。
「ほう、北村。顧問で担任の俺を呼び捨てとはいい度胸だ。」
石松は俺と光が所属する陸上部の顧問。
去年は生徒指導を担当していたのに…。
「い、いや、先生と部活以外でも接する機会が増えて感激のあまりつい声が…(笑)」
殴られた頭を撫でながら、俺は始業式のため、体育館に向かう。
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