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始業式から3日後のただの平日。
カレンダーでは特別な記載もないただの木曜日。
俺の心は少し踊っていた。
入学式である。
「やっぱこっち側の方が気楽でいいよな。」
在校生側に座り、少し余裕の表情を浮かべながら隣の光に話し掛ける。
「そんなことより、そろそろ入ってくるぞ!」
光は笑みというよりニヤニヤした顔で入り口を凝視していた。
「はぁ。がっつきすぎだよ。」
そういう俺も本心はドキドキしていた。
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