dreizehn

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「うーん、俺さ。なんのかんの言ってももう慣れたと思ってた。うん」 神妙な顔をしたカヅキが腕を組んだまま、まるで自分に言い聞かせるみたいに呟いた。 それを横で不思議そうに見つめている冬史郎。 「おーいエンドー」 「無人島だよ?無人島。こんなとこでさーお茶会開くとか、その発想はなかったわ」 「エンドー!エンドー!」 「なんすか先輩!なんなんすかこれ!」 「聞こえてんじゃねーか!先輩シカトするとかお前いい度胸だな」 いつの間にか椅子から立ち上がって明良は怒っていた。 さっきまでカッコつけていたのが台無しである。 「心配するな遠藤」 明良を諌めて、今度は咳払いをした政臣が立ち上がる。 彼の言動の意味がいまいちわからなくて、カヅキと冬史郎は首を傾げた。 「大方遠藤が心配しているのは予算だろう。問題ない」 「え、ちょ…」 冬史郎が口を開くも、政臣の言葉の方が早かった。 「これらは全て俺たちの『おこづかい』でまかなっている」 「「え…?」」 ぽかんと、カヅキと冬史郎は口を開けた。 .
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