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ホワイトラビット?白兎?
佐倉どうしちゃったの?
カヅキは冬史郎の一言で言いたいことが次々と浮かんできた。
そこで見事選ばれカヅキの口から発せられたセリフは
「佐倉も遂にあっちの世界に…」
「あっちってどっち!?違うよ!遠藤くん違うよ!」
すかさず冬史郎が言葉を返す。
何が違うというのか。まったく。
「僕はスポット的な役割っていうか、まあ、今まで秘密にしてたのはこの件なんだけど」
「ほー。つかさ、お茶会につれてくとか、ホワイトラビットがどうとか、さ。もうこの際ズバッと言ってくれよ。ごちゃごちゃなのめんどいし」
「そうだよね。僕ももう黙ってる必要もないしね」
足を進めながら、冬史郎はカヅキに説明をした。
カヅキを連れ出した理由と、お茶会の事。
これから何があるのかと言うことを。
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