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雅「あ…ごめんね?驚かせちゃった?いや、今日鍵閉める当番だって思い出して、それで教室戻ったら望がいたから、鍵閉めるついでに一緒に帰ろうかな~と思って…本当にごめんね?」 どうやら、彼女は私を驚かせるつもりは無く、ただ今日は偶然鍵閉める当番で、偶然教室戻ったら私がいたらしい。 私は、少し彼女に悪いな~と思いながら、急いで帰る支度をする。 望「ちょ、ちょっと待ってね?」 私は急いで鞄の中に教材すべてを鞄の中に入れて、鞄のチャックを止める。ちなみに私達の鞄はチャックがある所が2つあって、一つはまぁ、教材とか色々いれる所でもう一つは、何か大事なプリントとかそういう物を入れれることになっている。 私は第二のチャックを開け、机の上にある小説を手に取ろうとする。が、机の上に置いてあったはずの小説が見当たらない。あれ?確かに机の上に置いておいたはずなのに…
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