第1章 ∽決断∽

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工房に着いたライトはいつものようにオッサンを呼んだ。 「お~いオッサーン!」 「はいよ~…ライト!久しぶりじゃねぇか!お!?」 久しぶりの再開に喜びを隠せないオッサン。 いつも以上に気合いが入っていた。 ライトは色々な人に親しまれていた。 「俺、派遣が決まって長い間ここを離れるんだ。」 「何だ、お前が行くのかよ!?」 「ああ。それで長い間でも着れる頑丈な鎧ない?」 「う~ん…エスピナスの装備は軽くて動きやすいし頑丈だぞ。」 エスピナスとは以前ライトがギリギリ勝てた飛竜の一種。 普段は大人しいが怒らせるとリオレウスよりも危険だ。 「エスピナスねぇ…素材は?」 「甲殻が4つ、角が2つ、鱗が7個だ。」 「ちょっと見てくる。」 「はいよ!」 ライトはエスピナスの素材があるか確認をしにいった。 ・・・・10分後。 「ほら持って来たよ。じゃあ頼むわ。」 「任せとけ☆」 オッサンは奥の部屋に戻って防具を作りにいった。
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