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『…………』
光一は、一瞬固まった。
男の表情は、まるで臨戦体勢に入ったかの様に真っ直ぐに。そして、全てを凍りつかせてしまう様な目で見てきていた。
『……どういう意味?』
もう、光一にはこの言葉しか無かった。
『これは、あくまでもオレの予想なんだがな』
予想なんかで、真剣に殺されるなどと言ってほしくないものだ。
『予想……?何で、そんな予想をしたんだ?』
もはや光一には、男が発する言葉に対してのみに質問するしかなかった。
自分から質問する程、余裕が無かったのだ。
『理由は、今はまだ言えない。…だが、これは予想ではあるが、予想よりも現実的なんだ』
目が覚めると、そこは見た事も無い空間が広がり、そこを抜けると今度は見知らぬ男。
その男に、いきなり《死》の宣告。
貴方ならこういう場合、どんな行動を起こしますか………?
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