プロローグ

8/44
前へ
/44ページ
次へ
    決まっただろ…これ。 美夏 「誰?」 悠哉 「坂本悠哉です!!」 秋穂 「あははははははは! なに、何この人、お…おかしすぎるよ。 っぷ、だ、だめははははははははは」 悠哉 「あれっ!!?」 かっこよさを植えつけるつもりが、おかしな人になっている!? 春菜 「あ、秋ちゃん笑っちゃだめだよ! ま、真面目に言ってるんだから!」 秋穂 「わははははははは! 真面目に言ってたらもう駄目だねこの人」 悠哉 「なんか酷いこと言われてる気がする…」 智美 「悠哉……」 悠哉 「あ、母さん。 俺は今、世界が輝いて見える。 こんな可愛い女の子たちと親密な関係になれるこの嬉しさを歌にのせて表したいくらいだ」 智美 「やめてください」 悠哉 「まじかぁ…」 美夏 「なに…この人……ものすごく関わりたくないんだけど」 秋穂 「そう? どことなく夏ねぇに似てるよ?」 美夏 「失礼な!」 慶治 「はっはっは! 元気がいいのはいいことだ。 お前たちはきっと馬が合うぞ」 秋穂 「あはは。ぼくもそんな気がするよ」 美夏 「………」 春菜 「えーっと…よろしく…ね?」 悠哉 「よろしく!」 秋穂 「ちなみにぼくは秋穂ね」 悠哉 「え…?」 秋穂 「春菜はこっち」 春菜 「は…春菜です…」 悠哉 「じゃ…じゃあ……」 このセミロングの女の子は… 美夏 「美夏」 悠哉 「わわわわわわわわっ」 なんて失礼なことをしてしまったんだ俺は! 悠哉 「ご、ごめんなさい!」 春菜 「き、気にしなくていーよ! よっ、よくあることだから」 美夏 「いやないよ」 慶治 「はは、じゃあお前たちはお前たちでゆっくり話してなさい。親睦もかねて、な。 父さんはあっちで智美といろいろ話してくるから」 春菜 「はーい」 秋穂 「ほーい」 美夏 「………」  
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加