Pirate

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「敵じゃないんなら何なんだ?」 えーと… 『た、旅人だ』 「旅人がなんでこんなとこにいる?どっから来た?」 『上』 「どうした?何かあったのか?」 突如、人混みの中から一人の男が前に出てきた あ、すっげーイケメン!海賊っぽい。ていうか船長!? 「船長、実は旅人と名乗る若造が船に忍び込んできたんです」 『忍び込んできたんじゃない、落ちて来たの!』 「…なるほど。…怪しいから捕まえて縛りつけておけ」 『やっぱそうなっちゃいます?』 *** ドサッ! 船長「しばらくここにいろ。お前をどうするかは後で決める」 ギィ…バタン さて…大人しく捕まったはいいが…まずはこの縄をほどいた方がいいかな なにか縄を切ることが出来そうなものはないだろうか 周りを見渡す ここは甲板の下にある空洞で大砲が等間隔に配置されている んー…特に縄を切れそうなものは…ん?今何か光ったような… 近づくとそれはサバイバルナイフのようだった 乗組員が落としたのだろう 『流石小説だ』 (そう言う事は言っちゃだめだよ)
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