7人が本棚に入れています
本棚に追加
「敵じゃないんなら何なんだ?」
えーと…
『た、旅人だ』
「旅人がなんでこんなとこにいる?どっから来た?」
『上』
「どうした?何かあったのか?」
突如、人混みの中から一人の男が前に出てきた
あ、すっげーイケメン!海賊っぽい。ていうか船長!?
「船長、実は旅人と名乗る若造が船に忍び込んできたんです」
『忍び込んできたんじゃない、落ちて来たの!』
「…なるほど。…怪しいから捕まえて縛りつけておけ」
『やっぱそうなっちゃいます?』
***
ドサッ!
船長「しばらくここにいろ。お前をどうするかは後で決める」
ギィ…バタン
さて…大人しく捕まったはいいが…まずはこの縄をほどいた方がいいかな
なにか縄を切ることが出来そうなものはないだろうか
周りを見渡す
ここは甲板の下にある空洞で大砲が等間隔に配置されている
んー…特に縄を切れそうなものは…ん?今何か光ったような…
近づくとそれはサバイバルナイフのようだった
乗組員が落としたのだろう
『流石小説だ』
(そう言う事は言っちゃだめだよ)
最初のコメントを投稿しよう!