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京介も疲れてんのかな。
俺はそんなことを思いながら次に賞品の陳列を始めた。しかし今日の客は何だかおかしいな。
外から入ってくると俺が「いらっしゃいませ」と挨拶する。すると客は「え?」と言った表情で俺の事を見るのだ。
俺は自分の顔を触ってみるが得に何かが顔に付いてる訳でもなさそうだ。
それでも客はこちらをチラチラと確認してくる。ウザったいなぁ……。
まぁバイトを終えるまではそれ以外は通常だった。午後の2時には俺はコンビニを後にした。その時。
『♪♪♪~♪』
マナーモードを解除した瞬間電話が鳴り出した。流行りの新曲と共にディスプレイには高校時代の級友の名前が表示された。
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