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「…どや、最適な口直しやろ?」
にこにこ微笑しながら
頭を撫でてるとむっと小さく睨まれた
「な、何で怒るねん!;
ちゅうがそんなにイヤ?」
「ちっ違うよっ
嫌じゃなかった…」
「??ほな、なんで嫌そうなん?」
「…………だって。
だって、キスしたらやすに
風邪移っちゃうでしょ…?」
「・・・へ?」
「だーかーらっっ!
移っちゃうでしょって…。」
なんなん、この子
めっちゃ可愛い事ゆうとるっ!
「凪沙…いつからそんな
可愛さが増したんや?
あーほんまかわえー」
すかさず凪沙を抱き締めると
かあ~…て顔を真っ赤にさせた
「なぁ?またちゅうしてもええ?」
「な、だめにきまって…!!!」
ちゅっ
「………馬鹿。」
素直じゃないけど単純で
特別な君の特効薬は、
きっと“俺”な気がする
バファリンやのーて。
風邪には俺〔ヤス〕
――……
「なぎさあ~~
ちゅうして風邪治して~」
「言わんこっちゃない…。」
見事凪沙の風邪が移ったのは
言うまでもなかったり(苦笑)
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