17人が本棚に入れています
本棚に追加
一瞬麻薬が打たれた様な
心地良い感覚に襲われた
身体が勝手に動いた
みたいで気がつけば
俺は凪沙に覆い被さり
ソファに押し倒していた
「……んな、かわええこと
ゆわれたらもっともっと
凪沙が欲しくなるやろ?」
突然の行動に驚いてるのか
顔真っ赤のまんま
きょとーんてしとる(笑)
そんな表情もやっぱり
かわいくて愛しくて
愛らしくて………
独り占めしてしもうた
「んう…!!」
噛み付くように唇を奪い
俺の舌は無理矢理彼女の
中を犯していく
このまま時が止まれば
いいのに…なんて
考えてしまうほど
優しく激しく口付けた
そっと唇を離してやると
潤みを帯びるあの瞳で
凪沙は俺を見上げて
「…急に、どうしたの…??」
てとぼけるねん
自分がかわええことしてる
自覚ないんやろーな(笑)
「お前、可愛すぎんねん
俺が狼何知っとるやろ?
…我慢出来へんかったんや」
そっとおでこに唇を寄せた
「さっきな、凪沙が来るまえ。
俺…ものっそい会いたくて
抱き締めたくてちゅうしたくて
仕方なかったんよ?」
「……え、じゃあ
yasuも私と同じ気持ち
だった…てこと……?」
「…まっそうゆうことやな(笑)
なあ、凪沙。」
「ん?なに??」
「今の俺はアーティストの
“yasu”やなくて、
普通の“yasu”やねん
…せやから。
名前で呼んでよ、保徳て」
「え………うんっわかった」
柔らかく微笑むと俺の
頬に自ら口付けてきた
「保徳、大好きだよ」
照れくさそう
…幸せやなあ
大切に大切に強く
凪沙を抱き締めた
風呂上がりでまだ
乾ききれてない
大好きな彼女の髪は
嫌いな雨の残り香が
残っていた
.
(→作者の反省)
最初のコメントを投稿しよう!