17人が本棚に入れています
本棚に追加
《♪頭痛にバファリン~》
「……全然効かないじゃん」
「テレビに向かって
文句ゆわなーい」
【風邪に■ス】
俺の彼女である凪沙は
流行の風邪を拗らせて
悪化してる最中
普段からちょっと
おかしな子やけど……
テレビに話しかけるほど
参ってるんちゃうかなあ(苦笑)
そしてもうひとつ。
困ったちゃんは
俺の頭を悩ませる
「ほら凪沙、だだこねてへんで
はよ風邪薬飲まなあかんやろ?」
「いーやーだあーっ!
絶対薬飲まないしっ苦いもん」
風邪薬
とゆうか薬全般が苦手な
彼女は病が悪化してるゆうのに
飲ませようとするたんびに
すばしっこく逃亡する
「我が儘ゆってへんで
ええ加減飲めって!
きっとこれは苦く
ないやろっ!…多分。」
「多分てなによおーーっ!」
う゛ー…;
三十路のおっさん走らせんなや…
鬼ごっこしてるみたいやで;;
病人相手に乱暴したないけど
しゃあないな。
ここは奥の手や★
何かを察したのか
自分の身を案じたのか
よぉわからんけど
また逃げ出そうとしたが
何度も逃がす俺やない!
ガシッッ
「あ゛ッ!」
「なーぎーさあ~
もう逃がさへんでぇ(黒笑)」
「う、うぅ~…;
わかったよお…飲むからあ~」
駄々こねるときもあるけど
やっぱり良い子ちゃんや♪
.
最初のコメントを投稿しよう!