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では、適合率が60%未満ならどうなるのか。
それは全て、ナノマシンの暴走により怪物化してしまう。
怪物化した検体は、3つの能力全てを保有し、その能力の一つ一つが、適合率60%以上の成功例を遥かに上回っている。
人間としての自我や体の構造を保つ必要が無いためだ。
しかし、例え失敗作だとしても、簡単には処分できない。
各検体には莫大な予算が投じられているからだ。
政府はこれを人為的に操り、兵器としての活用法を生み出す研究も、nano projectと平行して行っていた。
科学者達は、この怪物化した検体を【ベルゼ】と称した…。
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