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空中都市でもしっかりと国境はあった。
宇宙空間を航行する技術は各国間で整いつつあったが、太陽系外への航行には色々と問題点があった。
その中のもっとも大きなものは、人類にあった。
今のままの寿命では、広大な宇宙を活動するには短すぎるのだ。
そして、身体の耐久性、構造なども宇宙空間に適応できるようにならなくてはならない。
そのため、アメリカ・日本の技術者、科学者達が中心となり、世界各国の科学者が結集し巨大な研究組織体を結成。
人類宇宙進出に向けての生体強化を目的としたナノマシンの人体投与実験が行われることとなった。
これが【nano project】である。
この計画は各国政府が国民に大々的に公表して進めたプロジェクトであった。
その実現目標を2085年とし、研究は続けられていた。
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