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閉ざされし扉の向こう
何があるのだろう
怖がりな僕は記憶の扉に
鍵をかけた
頭の中にめぐりゆく者達の声
涙の奥に ほら あの時の笑い声
分からない時に
過ぎて行った日々と
遠い日に離れていく
過去があって
いつか 開けようと思っていた扉
でも忘れられて
開けることはないだろう
閉ざされし扉の向こう
何があるのだろう
光なき世界に逝ってしまって
もうサヨナラだね
会えないよね?
僕は瞳を閉じて
ただ葬られるだけ
何かを探すだけなのに
それを開ける鍵はない
自分にあるのは
自分を刺すナイフ
そうしないと そう
進むことは出来ない
閉ざされし扉の向こう
もう何も要らない
安らぎも傷つけられるのも
もう要らない 欲しくない
ナイフ突き刺して涙を流すだけ
扉の向こう
ここからはそう 出られない
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