1 運命の出会い

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校庭の桜が満開になる… 桜のホロ甘い匂いが、鼻を擽る。 俺はここ…星徳学園に通う。 そして、今日で高等部の2年に上がった。      カズヤ 「おーい、和矢ぁ~!早く行こうぜ?」 向こうで俺に手を振る茶髪の男… 竜咲 ナツメだ。 ちなみに俺の名は イチジョウ カズヤ 一条 和矢。 髪は金髪で、背は…まぁ普通か。 みんなからは整った顔を羨ましがられるが、自分ではなんとも思わない。 そして、この竜咲 ナツメとは 中学からの付き合い。 俺達は色んな不良と連んではケンカしてるが、犯罪は犯していない。 後々メンドーだしな。 「和矢、何してんだよ。早く行こうぜ!」 『あぁ…今行く。』 その一言を言って、俺はナツメの元へ歩き出す。 「どんな奴と一緒のクラスなんだろうな✨」 ナツメは少し目を輝かせながら言った。 生憎…俺には期待も不安もねぇよ。 .
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