1 運命の出会い

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そして、俺は授業をサボる為に屋上に向かった。 中学の時から授業なんてまるで受けていなかった。 まぁ…テストの点数はいつも学年トップだったけどな。 家では勉強してたし、理解すんのは早い方だからな。 それに…俺は1人が好きだからな。 つーか…家じゃあ1人だし。 親はめったに帰ってこねぇからな。 小さい頃から、親は忙しそうで 俺の相手なんてしてもらったことねぇよ。 その頃はじぃちゃんがいたから 可愛がってもらってたけど… いきなり訳の分からない病気になって逝っちまったし… だから… 愛情を注いでもらえなかった俺は… こんなにも、人を信用できないのだろうか… でも… ナツメは…少しだけ信用できる奴なんだよな。 《和矢がどんなことをしても…どんな奴になっちまっても… それでも俺は和矢の肩を持つよ…》 そん時の言葉は…素直に嬉しかった。 ナツメは…俺がどんなに暴れても どんなにお前を貶しても… 俺の隣にいるんだよな… .
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