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「ギャアアアアァァァァ!」
続いて聞こえる悲鳴……すると目の前にユラユラと陽炎が生まれるとその悲鳴の主が現れた
ボロい布切れを被った人の“ような”それは布に開いた穴から真っ黒い腕を出し、尚且つそれには鎌が握られている
人の頭にあたる位置からは二つの光が爛々と光り、こちらを見ている
ゴーストと呼ばれる種類のモンスターの中でも高位の存在である【ホロウ】がそこにいた
「全く困りましたね……この風の吹く中モンスターに足止めされるとは」
そういいつもナイフを投げた男はいまだに胸の所にナイフの刺さったホロウを余裕のある表情で見ていた
すると
「オホホオオォォォォォ!!」
風と共にホロウが男に接近、手に持った鎌を振り下ろした
だが
「返してもらいますよその胸のナイフ」
鎌の軌道を見切り縫うように避けながら男は近づき、ホロウの胸に刺さったナイフを掴むとそのまま刺さった状態でナイフを振り抜いた
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