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そんな草が一面に生えているゆえにここは秘境と呼ばれるのだがそんな草などお構い無しかのようにズンズンとこの秘境の奥に歩いていく
奥は巨大な滝で勿論登るのは風の谷を横断するより遥かに大変である……
「ふむ……」
その断崖絶壁の手前で男は立ち止まった
そこは黄金草の位置から離れ、何処にでも生えていそうな草が生い茂る場所
「…………」
そこに男はしゃがみ、地面の草を丁寧に調べていく
数分後……
「ん?……これ、ですかね……っと」
男は草を引き抜いた
すると普通の根っこのように茶色く黒ずんでおらず、根は七色に分かれている
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