出会い

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「……うわぁっ!!」 俺は布団を蹴飛ばし、ベッドから落ちそうな勢いで飛び起きた。 …。 …。うん、なにかの夢にうなされてたのかな。 …しかしなんだろう、この寂しさと虚しさ。 なんか、周りのテンションが高いから、それにつられて一発ギャグをかましたら、一気に皆の空気を凍り付かせてしまった感じだ。 うわぁっとか言って起きちゃったしな…まぁ、いいか。 俺は、自分の体を見てみる。 あぁ、汗ぐっしょり。キモチワルイ… よほど悪い夢にうなされてたのか、俺。 全く何も思い出せないが。 …。 何を思ったのか、俺はおもむろにカーテンを開ける。 …暗い。いや、暗いなんてものじゃない。 そう、これは混沌だ。カオスだ。 …てゆーか、ぶっちゃけ真っ暗だ。 部屋の電気を点け、枕元にあるデジタル式の時計を見る。 ん~?2時20分だと…? 深夜っ!正に深夜っ!
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