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―――んっ…？誰もいない……―――
一体全体なんだったんだろうか…
部屋は整頓され
ベッドにはさっきの妖精の残り香が漂っていた…
｢くそっ…頭ン中整理がつかねぇ
(ムスコみられた…(恥
ほんと……
(しかもfull解放状態を…///)
なんかﾑﾗﾑﾗしてきたぜ…
(あんな可愛い子に…///)
もといｲﾗｲﾗしてきたぜっ…｣
(お静まりくださいっ暴れん坊将軍様っ///)
はぁ～発散しなきゃやってらんねぇ…
ゆしっ
明日は大学の講義も休みだナ…
そうだヒトカラしよ…
―――アパートからﾁｬﾘで3分、中央線大通りの途中にある
パチンコ屋"タマデール"のとなりの
カラオケ屋"唄処 颯"
真夜中の1時25分、どうにか将軍様を静めた俺は"颯"に到着した。
空はどんよりとした雲に覆われ、今にも雨が降りそうだった…
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