8696人が本棚に入れています
本棚に追加
肩を落とす要。
その肩を優しく叩き、帝は微笑んだ。
「大丈夫。ゆっくり作っていけば良いんですよ、要。
私は貴方の味方なんですから」
「……うん……」
要は微笑を浮かべ、握り締めていた白衣を緩める。
「今は丁度お昼御飯の時間ですし、保健室で青羅のお弁当を一緒に食べましょうか。
どうせ、叢本に呼び出されるまで寝ていたんでしょう?」
顔を真っ赤にして俯いている所を見ると、図星らしい。
帝は苦笑を漏らすと、魔法陣を展開して、要と共に入って行った。
.
最初のコメントを投稿しよう!