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車に乗った私はかなり緊張していたが、ものの5分たらずで父の家についた。
ここが…父の…
綺麗なクリーム色の外壁に包まれ、庭には小さい自転車やブランコ…
幸せそうに見えた。
中に入ることなく車の中から見るだけで父の家を離れた。
私の兄は新しい生活を始めた父や新しい母親に馴染めなかったのだろうか、一人あの家で孤立してしまっていたのだろうか
もしかしてあの夢にでてくる手は兄なのではないか…そんな思いが私の胸の中をざわつかせた。
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