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兄を捜そうと決意を固めた私の夢は日々変化していった…
始まりは変わらず
『こっちにおいで…』
と手招きだった。
そのあとに断片的ではあるが、いろいろな物がフラッシュのように一瞬だけうつるのだ。
私はこの断片的な物をつなぎあわせることによって兄に会えるような気がした。
兄が自ら私を導いてくれているのではないか…そう感じたのだ。
それからというもの、私はそのパズルのピースを夢で見る度に可能な限り覚えている範囲内でノートに書き記していった…
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