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あそこに私の兄がいる…
そう確信した私は急いで階段を駆け降り裏側の山に向かった。
でも兄はもうきっとこの世にはいない…
せっかく逢えるのに…
私は兄を探しに…というか兄の亡きがらを探しにむかった。
まだ山には雪が残っていて登りづらい…
夢の中と同じだ…
山があり、雪がある…
しかし雪が邪魔して兄がどこにいるのか探すのが困難だった。
しばらく時間がたち中程まで登ったとき、歩いていた私の足に何かがひっかかった…
兄だ…
確かにそこには人の骨があった。
しかも私の夢にでてきた手招きしている手の姿形をした骨があったのだ…
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