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私は思わず
『お兄ちゃん!』
と大声で叫んだ。
やっと逢えたね…
私は必死で土を掘りおこした。
兄の骨が…
次から次へと出てくる…
すべての骨を探しだした頃には夕暮れになっていた。
私はそれを集めて…いや兄を連れて一緒に家に帰ったのだ。
その夜…
私はまた夢をみた。
『こっちへおいで…』
兄はまた手招きをしている。
『お兄ちゃん、私今日お兄ちゃんをみつけたよ。』
夢の中で兄に報告する私…
しかし兄は手招きをやめない…
『そうじゃないんだ…その骨は…』
兄はそう言うと消えていなくなってしまった。
なに?
私は夢の中で混乱した。
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