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「…すげぇな!?」
リュウガという人が驚きながら私の顔を見ていた。
(信じてくれたのかな…??)
「じゃあ…これからどうすんだよ?」
「へ?」
私は、思いもしなかった言葉に一瞬だけ驚いた。
「だーから、お前帰れないんだろ?てか、町に降ろしても帰るとこなくね?」
(そ、そうだった!?
どうすれば…帰られるんだろう?)
「いや…帰る方法ある…」
船長は自分の顎を触りながらそう言った。
「どうやって…ですか??」
私は、唾を飲み込んだ。
「ちょっと…それ貸せ…」
船長は、私の手首を指差した。
私は、言われた通り時計を手首から外すと船長に渡した。
「おい、ナツ…地図取ってきてくれないか?」
そう言うと、金髪の人が立ち上がり地図を取りに行った。
「これ、見てみろ…」
船長は時計の蓋をパカリと簡単に外すと…
「な、なにこれ!?」
「す、すげぇな!?」
「…へぇー…」
なんと、何かを埋めるような穴が5つあった。
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