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「船長…はい地図…」
ナツという人は、布にくるまれている地図を持ってきた。
「ありがとう」
船長は、ナツさんから地図を受け取ると机の上に広げた。
「あのな…この5つの島があるだろ?」
船長は、島を一つ一つ指差した。
「1つ目は、このドリームアイランドだ!俺は、昔じーちゃんにこの島には誰も見付けていない宝があるらしい…だが、本当か知らんけどな…」
(夢の島…なんか…行ってみたいな…)
「で、船長それがどうしたんですか?」
リュウガさんが首を傾げながらそう言った。
「だから、そこにこの時計に関係するものがあるかも知れないだろ」
「あぁー…そう言う事かぁ」
リュウガさんが、納得した。
「じゃあ…どうする?」
船長がそう言い私の方を見た。
「え?ど、どうするって何ですか?」
いきなりの問い掛けに私は慌てた。
「だから、元の世界に帰りたいんだろ?俺達と旅するのか?」
「た、旅!?」
(旅といったら…戦いは絶対あるよね?もちろん海賊なんだし…)
「でもなぁ…危険な所にも行くしな…お前は、俺の知り合いの女の所にやっぱり俺達が旅から帰って来るまで預かってもらうか…」
そう船長が言うと…みんなが頷いた。
「……でも…それじゃあ…私が納得いきません!」
「じゃあ、どうすれば納得行くんだ?」
「わ、私も…旅に出ます!」
そう言うと…船長が私の肩に手を置いた。
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