間違い白兎

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森の中は優しい木漏れ日が差し込み、涼しくいい気持ち。 そんな森の中を上を向きながら気持ち良く、シャオは歩いていた。 「きもち…い!?……っ」 緑の中からシャオが消えた!?と思ったら、木の根っこに躓いてしまっただけ。 「いたたたた…なんだよ、もう」 怪我は擦り傷だけで済んだけど、転んだことに少し悔しそうだった。 シャオは座り込み、服に付いた砂と頭に付いた葉っぱを払い落とした。 そんなシャオの視線の先に、古めかしい紙が落ちていた。その紙は縦に巻かれていて、まるで宝の地図のよう。 「………なんだろ………?!これ…すごい…もしかして…?!」 開くと予想は裏切ることなく、海図のような…宝の地図のような…そんな地図が書かれていた。
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