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「くっ、来るな!!」
半分に欠けた月が出ている夜。
ある倉庫の中
「罪人、河口献…ギアにより無罪の人を大量殺人したため、これより死刑を開始する。」
顔をコートのフードを深く被っている少年は冷たく言う。
「くそっ、くそっ、殺されるならお前を殺す!」
河口と呼ばれた男は手を少年に向けるとバスケットボールほどの土の球を撃ってきた。
しかし少年はそんなのを気にせずただ立っていた。
すると土の魂は少年の前で潰れた。
「えっ、何故だ!?」
「無駄な足掻きをするな。消えろ……」
「やめ……ぎゃあああああああああああああああああああああ………」
男の血が半月の夜に飛び散った。
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