プロローグ

2/4
前へ
/14ページ
次へ
ある晴れた春の平日。 学生の業務を果たすため、僕は眠っている頭をたたき起こし起床する。 時間は・・・五時三十分・・・。いつもの起床時間だ。 えっ、早くないかって?早起きしないと鍛錬ができないじゃないか。 毎日欠かさず鍛錬!じゃないと鈍っちゃうからねぇ~。 何の鍛錬かって?・・・まったくぅ~、タイトル見てないの? ・・・もちろんっ・・・ 剣だよ!! →×魔法 魔法学園に通ってる僕がわざわざ早起きして剣の稽古なんて、・・・それは多少、読者の目が青いのも理解できるさ。 でも小さい頃から続けてるから、僕の日課なんだよぉ~。魔法も練習しないとだって分かってるさ。 でも、今の僕の取柄はこの剣だけなんだ。 絶対失くせない唯一の、と・り・え! だから今日も刀を振るう!例え、誰かに笑われようとも! 「ふぁああ~・・・ん・・・なんだミオ・・・また剣の鍛錬かぁ?精がでるなぁ。もっとも、おまえの取柄は剣だけだもんな。 じゃあ今日も頑張れよ~・・・」 ・・・例え・・・ルームメイトにバカにされても・・・ ・・・はぁ・・・・・・。僕・・・この学園生活やっていけるのかなぁ・・・。 僕は青空を見上げて不安げに、そう呟いた。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加