いざ故郷へ

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紫「友達……まあめりはりをつけるのは大切な事ね」 薫「うん……明日退学書を出すよ、それに出席率足りないだろうし」 紫「……明日が久しぶりにして最後なのね」 薫「うん……」 紫「私は何も言わないけど悔いがないようにね」 薫「分かりました」 紫「ふふ、今日は早く寝なさい、明日は速いのでしょう?」 薫「あ、そうだ…」 時刻は既に深夜1時 紫「じゃ、私は一旦帰るからね」 と言って紫はスキマへと消えていった 薫「さてと……制服着るの久しぶりだなぁ…」 そしてすぐに薫は寝てしまったとさ 翌日 薫「本当に久しぶりだ……」 目の前に見えるのが僕の高校 正門をくぐり抜け校内へと入る そのまま階段を上がり教室の前へと来た 薫「ちょっと緊張するかも……まあいいか」 思い切って扉を開けた 先生「西行寺!?」 最初の一言がそれだった 薫「こ、こんにちわ」 一斉にクラスメートが振り返り教室は一気にざわめく その中先生が駆け寄ってきて 先生「西行寺…お前今までどこに行ってたんだ!?」 薫「え…どこって幻そ……え、えと」 まずい、返答に困った
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