いざ故郷へ

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紫「ちょ、ちょっと薫………」 階段の踊場まで紫さんを引っ張っていく 薫「なんで来てるんですか!?」 紫「何故って……好きだから?」 薫「…いえそうではなくて……」 紫「まあまあ細かい事はいいじゃないの」 薫「……………」 紫さんの発言に半ば呆れていると…… 健司「おい薫……」 薫「な、なに健司」 健司「そこにいる人って……お前のなんだ?」 薫「えっ…何と言われても……」 紫「母親よ?」 薫「ぶっ!」 健司「母親!?」 健司が物凄い驚いている 健司「……お前親と和解したのか?」 薫「え、あいや…」 紫「そうよ~、和解したの」 薫「ちょっ!」 すると健司は黙ったまま僕に近づき手をとる 健司「……おめでとう薫」 薫「……………」 誤解だ……しかしもう取り返しがつかない… 紫「さっ、私が誰か分かったところで授業に出なさいな薫」 薫「い、いや僕は退学書を………ってない!」 ポケットを探ってみたが退学書がない まさか… 紫「ふふ、悪いけど薫の目論見……阻止させてもらうわ」 いつの間にか紫さんの手に退学書が握られていた
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