いざ故郷へ

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薫「か、返して下さい紫さん!!」 紫「ふふ、嫌よ~」 と言って取り返す間もなく歩き去ってしまった 薫「……………」 健司「お前の母親って結構陽気だったんだな……」 薫「そうだね……」 がっくりとうなだれた僕を健司は健司なりのやり方で慰めてくれた そして結局僕は午後の授業に出る事になってしまった 薫(それにしても授業なんて随分久しぶりだなぁ……) などと僕は感慨に浸っていた、とは言っても授業内容はちんぷんかんぷんだったけど… そしてあっという間に放課後になる 薫「よいしょ…と」 鞄に荷物を積み込み帰る準備をしていた、そこへ ???「おい」 薫「?」 呼ばれて振り返るとかなりガラの悪い不良が三人いた 不良「お前か~、今日の昼にべっぴんな女連れてこの学校に来た生徒ってのは」 作者「流石紫さん……人気ある…」 薫「……それが何か」 不良「是非俺達に紹介して欲しくてよ~こうやって頼みに来てるってわけよ、な?いいだろ?」 薫「………………」 じっとした目つきで不良を見る 早々にしびれを切らせた不良達は 不良「黙ってるだけじゃわかんねぇだろうがよ!!」 と言って掴みかかってきた 薫「神力結界!」
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