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カポーン
まさにそんな効果音が相応しい銭湯だった
しかし今はどうだろうか、目の前には悩める男子を虜にするスタイル抜群の美女がいる……
紫「ふふ、疲れをおとす場所なんだからもうちょっとリラックスしなさいな」
薫「……ち、ちょっとそれは無理があるというものじゃ……」
紫「なら……襲ってみるかしら?」
薫「ぶふっ!?」
突然の大胆極まりない発言に完全に意表をつかれてしまった
「ていうかなんで男湯に紫さんがいるんですか!!」
紫「私にとっては男湯も女湯も関係ないわ、結界を張ればいいだけだから」
……確かにそうだけれども
紫「ほらほら気にせず背中向けなさい、洗ってあげるから」
薫「………はぁ」
黙って従う事にした
紫「ふふ、素直でお利口さんね」
紫さんがお湯で背中を軽く流しごしごしとタオルで洗い始めた
しかしやはり僕にも男としての理性がある、背を向けているとはいえそれはそれで別の妄想が……
紫「……ひょっとして薫今エッチな事考えてるでしょ?」
薫「えっええ!?い、いやそんな事は!!」
必死に冷静になろうとしているのになんてとんでもない事をいうんだ紫さんは……
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