12人が本棚に入れています
本棚に追加
ある晴れた日。
一人の少女が広い草原を歩いていた。
少女は器用に、歩きながら持っていた水筒の蓋を開け中身を蓋に注いだ。
しかし、その行為はすぐに終わる事になる。
「――あれ?」
液体が蓋に半分も溜まらないうちに止まってしまった。
中身が無くなってしまったのだ。
少女はその事実に肩を落とすと、全てを水筒に戻した。
そのまま歩き続けていくと、草原の先に一つの町が見えてきた。
「やったぁ!」
少女は先ほどの水筒の中身を一気に飲み干すと、町に向かって歩く速度を上げた。
.
最初のコメントを投稿しよう!