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田中先生「よーし、ホームルームはじめるぞ」
その声を聞きながら、初音が小声でしゃべる。
初音「ごめん。遅刻させちゃったね。」
徹「いや、いいよ。おたがいさまだしね。でも、手をつないだのは多分俺のほうからだと思う。ごめん。」
徹が少し頬を赤らめながらいう。
初音「いや、それはこっちからかもしれないし。ごめん。」
初音も少し頬を赤らめながらいう。
ホームルームが進み、学級委員、クラスの係などが順番に決まって行く。
田中先生「よーし。おまえらもう座っていいぞ。次２人で遅刻したらキスさせるからな。」
などという言葉の脅しをされ、席につく。
キンコーンカンコーン。
座ったと同時にチャイムがなった。
徹、初音「えー!?意味ない!!」
またしてもぴったりそろった口調にクラスがどっとわく。
こうして、２人の高校生活は始まった。
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