桜の下

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その後入学式、入学説明会など中学の繰り返しのように行われて1日が終わった。 田中先生「よーし。今日は終わりだ。ここから1週間はこういう日の連続だ。おおっと大事のお知らせを配るのを忘れてた。」 そうして、1枚のプリントが配られた。 田中先生「来週に隣の市にあるキャンプ場でキャンプだ!やったぜ♪」 異様なテンションでクラスが一気に凍り付く。 田中先生「あのー...すんませんした。」 クラスがどっとわく。 田中先生「ってことでプリントちゃんと親御さんにみせるんだぞ。じゃあ挨拶だ。」 学級委員「さよーなら。」 帰りの挨拶をしたあと、徹は少し残って通学定期の手続きをすました。 手続きがおわり、昇降口から降り校門のほうへ初めての土地で疲れたのか、とぼとぼ歩いていった。 すると、朝の桜の木のあたりで声をかけられた。 初音「おそかったね。」 徹「電車通学だから定期の手続きしなくちゃいけなくてさ。そっちは?」 初音「ちょっと友達待っててね。」 礼夏「あ、初音ー。...ごめーん。待った?」 初音とは違うタイプの派手目な子がこちらへ近づいてくる。 初音「ううん。全然待ってないよ。あ、徹君こちらは服部礼夏ちゃん。」 礼夏「で、初音の親友♪で、あなたは?」 礼夏はぱっちりとした目でこちらを見てくる。 徹「あ、あぁ俺は早川徹。初音ちゃんと同じで1年8組です。よろしく。」 礼夏「あ、こっちこそよろしく。」 社交辞令のような挨拶が交わされる。 初音「じゃあ、礼夏、徹君帰ろ。」 こうして、高校生活1日目が終わった。
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