動機

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「そりゃあもちろん、中学には無かった『探偵部』さ!」 これから俺らが通うことになる八尾高校には探偵部という聞きなれない部活がある。名は通ってはいないが、自分にとっては入ってくれと言われているようなものである 「え、探偵部!?」 「そう、探偵部。たぶん毎日たまらねえぜ?」 「そんなに推理とか好きなら小説家になればいいんじゃないの?」 「いいや。探偵は幼いころからの憧れなんだ。だから、描くんじゃなくてなりたいんだ。『平成のホームズ』にな!」
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