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魔界追放によって私は唯一友と呼べる邪竜を連れて下界に降りて行った。
「あいつらに俺の実力見せ付けてやる!追放した事後悔するがいいハハハハ…」
自信過剰で何も恐れず魔族の友達など必要なかった。
『自分一人で何でもできる!!』
そう思っていたから、誰もよってこなかったのだろう。
「邪竜よ、人間の奴らをお前の炎で焼き殺せ!食ってもいいぞ?」
恐怖に脅える人間達の叫び声が愉快でならなかった。使い魔などを利用し人間達を次々と殺した…
「ハハハハ…どうだ?俺を怒らせると怖いんだぞ。だが、もっと恐怖を与えてやらなければならないな。」
人間達の叫び声が心地良く、血を浴びる事で興奮した。
「おやめなさい!」
暴走した私の事に気付き止めようと聖教会が動いた。
「あ~ん?牧師事きに俺が止められると思っているのか?神に遣える哀れなお前に払われるなら笑えるぜ。」
「私は貴方の暴走を神に代わり止めてみせますよ?」
彼は、冷静に私の前で答えた。恐れるものなど何もないかのように
「正義のヒーローか?立派な救世主様だな」
彼は目を閉じ呪文らしきものを唱え私の行動を静止させた。
神から授けられた魔法の言葉によって…
『初めての敗北を味わった…人間の手によって。』
だが、一瞬静止させられたが邪悪な念が強い為にその牧師も制御が効かずに…
「グハッ…お前には神により天罰が与えられる。覚悟するがいい」
狙いを彼の心臓にした為に即死だった。
心臓を奪われて生きてる者などいない…
血の雨が降り注いだ。
「貴方…?ああ…神よ主人を光へとお導きください。アーメン。」
牧師の妻でシスターの女性は神に祈る。
だが、神などにひざまずく姿を見て怒りがこみあげた私は、彼女を躊躇せずにきりつけた。
ブシャー
鮮血の雨が体に…
その血が人を殺した証しで強さの象徴だった
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