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だから、三橋も天才ピッチャーな訳だ、皮作り以外でも火花が散りそうな気がするのは…俺だけか?…いやいや、私だけか?
田島「でもそれだけで男子野球部入れんの?」
花井「まだあるよ。」
水谷「はい!オレ、言えるよ!」
阿部&泉「黙れクソレ。」
私でも、水谷は、可哀想だと、思った。すると、泉が俺の番だと言うように続きを話した。
泉「天才ピッチャーなんだけど、身体能力も抜群、打率も抜群で、ピッチャー+何でも来い!だったんだって。すごいよねぇ…。」
そういって、マジマジと私を見る。なんか、嫌だなぁ…。あんまり知らない人にマジマジと見られたら誰でも嫌だって…イヤほんとに。
何でも来い!に反応したのか、その言葉を聞いた田島が、私に近寄ってきた。
田島「すっげぇ――――!俺は4番なんだ!よろしくな!」
そういって、私の手を握って来た。ちょっとビックリしてみた、これは皮作り。にしても、この子達…疑いづらいなぁ。
しばらくして野球が始まった。田島と私は、もちろん別のチームだと、田島がイヤイヤ離され、三橋も離された。田島も4番と言うだけあって、よく打っていた。でも、体が小さいからホームランが打てないため、頑張ってもツーベースヒットだ。私は、何個かホームランを打ち、私のチームの勝利となった。
帰る頃にはすっかり日が落ちていた。野球は、好きだ。だから、野球をしてる時は皮をかぶれない。知らない人と野球をするのは避けてたから、久しぶりで不覚にも、楽しかったと大声で叫んでしまった。
でも、皆も、笑顔で楽しかったと、叫んでいた。なんか、今まで味わった事のない、気持ちが心に少し染み込んだ気がした。
それは、少し私の疑い深さを和らげた。
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