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すずむらゆか
陽斗の頭の中で、その名前だけが、ぐるぐる回っていた
「なぁ陽斗」
「えっ?」
「あいつら誰だ?」
屋上からグラウンドを見ると、黒い制服の男がいた
「あっあいつら、昨日オレが助けたときに、逃げたやつだ」
「おいっ何人いるんだよ」
「ざっとみ、20人はいるな…」
「3人じゃとても倒せねぇぞ」
「やんないで、後悔するより、やって後悔する方がいいだろ」
陽斗は冷静に答えた
「陽斗体大丈夫なのか?」
「オレは不死身なの!だから大丈夫…」
「っお前ってやつは…。死んでもしらねぇからな」
「別にいいよ。よし!いくぞ!」
陽斗達は一斉に階段を駆け降りグラウンドに出た
周りはすでにざわざわしていて、窓からは見物人が溢れていた
「おぉ、昨日はよくもやってくれたな」
男が態度をデカくして、こちらに向かってくる
「お前誰だよ?」
「言う必要はねぇ!おいっお前らやってやれ!」
「うぉ~~」
一斉に走りだし、止まる様子はない
陽斗達も拳を挙げて、一騎討ちの戦いだ
ユカもその様子を窓から見ていた
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