chapter-2

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その日も仕事を終え 彼女にメールを送った 「終わったよ~ 藍は もぉ仕事終わったか?」 僕は公務員のヒロ よっぽどでない限り 残業もなく 定時に終わる 彼女の藍は ナース二年生 病院で 毎日 二交替の中仕事をしていた すぐに返事は来なかった 「おかしいな・・・今日は昼勤じゃないはずなんだけどな・・・」   いつも昼勤なら 返事は遅い 終わる時間が 僕とは違うから 夜勤の時は 眠いだの 今日は暇だなど色々送ってくる 夜勤明けの日は 終わったから帰って寝ると おやすみ、起こすなメールが来るんだ 今日は夜勤明けの日 まだ寝てるなと思いつつ 帰路に着く 職場から自宅まで電車で15分、通勤はもっぱら電車だ 一人暮らしをし始めて5年 マンションの近くにはスーパーやコンビニやファミレスなどあって 便利な場所 どうせ帰っても テレビは見ないから 置いてないし 飯も時々は作る 「今日は・・・なんか買って帰るか・・・」 いつものように 近くの店に寄ると ちょうど藍からメールが来た「おはよ・・・爆睡だったw もう帰宅した???」 お前は いつも 爆睡だろっと思いつつ返事を返す 「今 買い物しようと店に寄ってる。藍は これから晩飯か?」 「あたしの家は これからだよ(^^) ヒロ何買うの??」 「決めてないから 藍の家のメニュー教えろよw」 「う~んとねぇ・・・ 今日は・・・ゲッ!!」 なんだよ ゲッって・・・ 返事が来なくなった アテに出来ないなと思った 僕は 惣菜コーナーで夕食を探していた 最後のメールから20分後 藍からメールが来た
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