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だがそんな千鶴の気遣いが俺は嬉しくてたまらなかった。
この時間が1日の中でも一番の楽しみだな。
藤堂平助
「眠れないって…少しはお前も体休めろよなっ。ただでさえ毎日毎日忙しそうなんだからよ」
雪村千鶴
「あ、うん。私は平気っ。他の隊士の皆さんよりは全然軽い仕事だしっ」
千鶴は元気に笑ってるつもりみたいだけど目の下にはクマが出来ていた。すげぇ無理してる。
でもそんな千鶴に俺は"来るな"って言えないでいる。
千鶴が無理してることはわかってるけど…千鶴に会えるこの時間を失いたくなかった…。
あと何度こうして話してられるかわかんねぇじゃん……?
雪村千鶴
「平助くんは体平気?夜とか巡察あるんでしょ…?あんまり無理しないでね?」
無理してんのはお前だろ…
藤堂平助
「大丈夫だって!!本当、千鶴は心配性だよなぁ…」
雪村千鶴
「そっか…」
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